高周波脱毛器

永久脱毛は、もともと医療機関で行われてきた脱毛方法です。
この原理を利用して、一般の人にも使えるように改良されたものが「高周波脱毛器」として商品化されているものです。
医療機関ではなく家庭で扱えるということは、それだけ扱いやすく危険が少ないということです。
つまり、機器の性能は「医療行為に相当しない程度の周波数」に抑えられていて、医療機関のものほど破壊力を持たないようにつくられています。
高周波脱毛器とは、ムダ毛の１本１本に人体に無害な高周波を当てることによって、毛根に直接ダメージを与えて、ムダ毛を抜きとる脱毛器で、顔、腕、おなか、足、ビキニラインなど全身に使用することができます。
高周波脱毛器の使用方法は、（機器によって多少異なりますが）毛をはさみ、約20秒ほどそのままにして、その後に引き抜くというものです。
使用前にお風呂などに入り、あたためて毛穴が開いた状態で使うと効果的に使用することができます。
ただし、単に毛抜きで抜いているのとそれほど変わらず、以前と同じ状態で毛が生えてくる可能性は大きく、さらに慣れない機器を使うために、肌のトラブルも少なくないという問題があります。
高周波脱毛器は、レーザー脱毛とは異なり、高周波自体が無害で、熟練の技や特別な専用知識が必要ありませんので、市販されている高周波脱毛器を購入して、家庭で脱毛されている人も多くなりました。
また、高周波脱毛器では一回に数本単位でしかムダ毛が抜けませんので、自分で抜くのが面倒だという人は、エステや医療機関を利用した方が良いと思います。

エステ 脱毛

脱毛は医療行為にあたりますから、本当の意味でのレーザー脱毛はエステではできません。
脱毛に使うレーザーは海外からの輸入がほとんどです。
海外で使われている医療機器や薬を治療に使うときには、他の書類や必ず医師免許が必要になります。
しかし、ほとんどのエステさろんでは、医療機関と提携しているので、レーザー脱毛も出来るというケースが多くあります。
エステでの脱毛方法は、主にブレンド法と呼ばれる電気脱毛とＩＰＬ脱毛と呼ばれる光脱毛の２種類です。
エステなどでは、独自の脱毛法と宣伝しているところがありますが、大抵はＩＰＬ脱毛です。
ブレンド法と呼ばれる電気脱毛の特徴は、レーザー脱毛と比べるとだいぶ時間がかかることです。
細い針を毛穴に刺し込んで電流を流して毛根を破壊するという仕組ですが、出力が弱くて電流を流す時間が長いため、人によっては激しい痛みを感じる場合もあります。
また、１本１本の毛穴に刺して処置をしていくため当然、時間がかかります。
エステよっては、１回の治療費が、時間制で決められているところもあり、場合によっては費用も高額になってしまいます。
脱毛をする時、医療機関とエステのどちらが良いかは、個人の選択によります。
エステでの脱毛する場合の特徴は、通常、肌を傷めてしまう脱毛処置でも、エステであれば肌を傷めるどころか、きれいになるというところを、特に強調しているエステが多くあります。
つまり、医療機関ではできない「スキンケア」を付加価値としていることがわかります。

永久脱毛 方法と種類

永久脱毛とは、その文字の通り永久にムダ毛が生えてこないように処理を施す方法のことです。
体毛は、一定期間で生え抜けていき、また生えるといったことをを繰り返しています。
体毛は毛根細胞で作られますが、再生能力が強いので毛根が残っていると体毛は何度でも再生します。
永久脱毛は、この毛根を何らかの力を加え、毛根細胞を破壊して二度と再生しないようにするための脱毛方法なのです。
永久脱毛の方法や種類は、施術を受ける場所によって次のように２つに分けられます。
１つは医療機関で脱毛を行う「医療脱毛」です。
もう１つは、エステで脱毛する「エステ脱毛」です。
医療脱毛で行われる脱毛方法は、「電気脱毛」と「レーザー脱毛」があります。
「電気脱毛」は皮膚を傷めないようにコーティングされた針を、毛穴に差し込んで電気を流し、毛根を破壊することで脱毛を行いますが、かなりの痛みが伴います。
「レーザー脱毛」では、黒の色素にのみ反応するレーザーを毛根部に当て、毛根を焼くことで脱毛を行います。
医療脱毛の場合、痛みが強い場合には麻酔をすることも可能です。
エステ脱毛には、「電気脱毛」と「光脱毛」があります。
「電気脱毛」は医療機関と同じ方法ですが、使用する針が医療機関のものと違います。
「光脱毛」はレーザー脱毛と似ていますが、照射の出力が弱いため、効果が出るまで時間がかかります。
この脱毛方法は、レーザーよりも痛みは少ないのですが、使用の年月があまり経っていないために、本当に永久脱毛の効果があるのかどうかについてはまだ疑問が残ります。