レーザー脱毛器

レーザー脱毛器とは、文字通りレーザー光を使って脱毛をする機器です。
主に医療機関やエステで利用されていますが、家庭用のものも販売されています。
レーザー脱毛器でどのようにして光で脱毛できるのかというと、「レーザー光」の性質を利用しているのです。
レーザー光は、黒い色には吸収されやすい性質ですが、反対に白い色には反射する性質を持っています。
この性質を利用して、黒い色の部分に集中的に熱を加えます。
これを人間に使用する場合を考えると、レーザー光は皮膚を通過して、毛根部分のメラニン色素（黒い色）にダイレクトに熱ダメージを与えることになります。
レーザー光を、皮膚下3〜4?にある毛根の黒いメラニンが吸収し、そして発熱して毛乳頭を破壊します。
これにより毛が再生しないようにします。
しかし、レーザー脱毛器での脱毛は直接抜くわけではないので、使用後すぐに毛が無くなるというようなことはなく、何回も繰り返しレーザー光を照射することで、毛根にダメージを蓄積させ、徐々に目立たなくしていくものです。
１回の処理で、すっきりときれいに脱毛ができるということではありません。
レーザー脱毛機器にはさまざまな種類があり、現在、国内では、レーザー照射と同時に冷却ガスを噴射でき、脱毛部位へのダメージをより軽減するアレキサンドライトレーザーが主流です。
あと、エピライトと呼ばれているものがあります。
厳密にはレーザーとはいえませんが、出力を落として販売されています。
エステでの光脱毛やレーザー脱毛は、このエピライトを使用しているケースが多いのです。