ハゲ 予防法
ハゲの予防法としては、適度な洗浄と健康的な生活習慣に勝るものはないと思います。
洗浄に関しては、時間的な余裕がない限り朝シャンは厳禁で、シャンプーを使う洗浄は、一日一回に留めてください。
昼間に汗をかくことを考えると、夜寝る前に洗って、しっかり乾かしてから就寝するというのが理想です。
シャンプーを使う前に、髪を充分にお湯で濡らして、だいたいの汚れを落としてから、少量のシャンプーを手に取り、よーく手のひらで泡立てて髪の上にのせます。
髪を洗うというよりも、頭皮を洗うことに重点をおき、指の腹で頭皮をまんべんなくマッサージするといいでしょう。
爪を立てたり、痛いくらいに力を入れるのは厳禁です。
合成界面活性剤を含むシャンプーよりは、石鹸シャンプー(もしくは石鹸そのもの)で洗う方がハゲにくいとされています。
シャンプーなどの成分が残ってしまわないように、すすぎは丁寧に行ってください。
特に、うなじやもみあげはシャンプーが残りやすいので、念入りにすすぎます。
食事は規則正しく三食とり、揚げ物を食べ過ぎず、海草やたんぱく質の補給に努めましょう。
成長ホルモンが分泌される22時から2時をなるべく含むように寝て、寝不足にならないように睡眠時間を確保します。
タバコやお酒も控えた方がいいです。
できれば、タバコは止めた方が髪のためにはいいと思います。
将来、ハゲそうかもと恐れているなら、パーマをかけたり脱色、染色したりするのは極力止めておきましょう。
ハゲ 治療法
現在のところ、ハゲの治療法として医学的に認められているのは、ミノキシジル(ロゲインやリアップなど)とフィナステリド(プロペシア)だけだといわれています。
どちらも男性型脱毛症にしか効果がないので、病院でハゲの原因を診断してもらってから試した方がいいでしょう。
見当違いの治療法では治るハゲも治りません。
円形脱毛症が原因のハゲなら、ステロイドの投与や 免疫抑制剤、局所免疫療法など、様々な治療法があります。
皮膚感染症によるハゲは、抗生物質による治療をすれば、二、三週間で完治することも多いようです。
休止期脱毛は、その原因によって治療法が異なります。
栄養失調なら栄養のある食事を摂る食事療法で、疾患が原因なら疾患を治療することで休止期脱毛も治るでしょう。
ハゲの原因によっては、案外、あっさり治ってしまいますが、治療法が確立されていない要因もあります。
ハゲの原因が病気だと診断されれば、治療に保険が適用されますが、男性型脱毛症(AGA)の場合は自費診療です。
その病院によってかかる費用が全く違うことが多いので、事前にどの病院が安いのか調べた方がいいかもしれません。
ミノキシジルとフィナステリドには副作用もあるといわれており、他に服用している薬があるなら、それらの薬との飲み合わせも考えなくてはいけませんから、自己判断で市販の発毛剤を使用したり、個人輸入で入手して服用したりするのは避けた方が無難です。
若ハゲとは
若ハゲとは、十代から三十代くらいで頭髪が薄くなってしまっていることをいいます。
若ハゲの原因は、遺伝的要因や男性ホルモンの影響などだと考えられていますが、まだ完全には解明されていません。
規則正しい生活を送り、若ハゲ予防に努めれば、父親や兄弟がハゲていたとしてもハゲない、もしくは、ハゲるのを遅らせられる可能性はあると思います。
医学は日進月歩で進歩していますから、今は有効な治療法がなくても、将来的には抜群の効き目がある治療法が発見されるかもしれません。
男性型脱毛症(AGA)に効果的なフィナステリド(プロペシア)も、男性型脱毛症の治療薬としては、2005年の10月に厚生労働省に認可されました。
髪が生えてくるという人もいますが、薄毛になるのをくい止める効果の方が高いようです。
フィナステリド(プロペシア)とミノキシジルを併用すると、さらに効果が期待できるでしょう。
フィナステリド(プロペシア)による若ハゲの治療は、若ければ若いほど、薄毛が初期症状なほど効果が高いともいわれているので、薬局で育毛剤や養毛剤を買うくらいなら、一刻も早く専門医に相談してください。
まず、若ハゲの原因を明確にして、それから対策を練るのが最も賢い選択だと思います。
若ハゲに悩んでくよくよしたり、自己流の若ハゲ対策で、より症状を悪化させてしまう前に、専門医に相談するのです。
もしかしたら、若ハゲだと思っているのは、本人の気にしすぎという可能性もあります。