インナーマッスルトレーニング
インナーマッスルとは体の内側にある筋肉を指します。それに対して外側の、目に見える筋肉はアウターマッスルと呼ばれます。
インナーマッスルは姿勢を美しく、安定した状態で保つために必要な筋肉です。代表的なものとしては腰の部分の「大腰筋」があげられます。
このインナーマッスルを鍛える為のトレーニングがインナーマッスルトレーニングです。
トレーニングというと、ダンベルやベンチプレスを思い浮かべますが、これはアウターマッスルを鍛える際に行うトレーニングです。
これに対し、インナーマッスルトレーニングは軽い負荷を多めの回数で行うのが特徴です。
負荷が大きいとアウターマッスルを鍛える結果となってしまうので、注意が必要となります。
インナーマッスルトレーニングはストレッチやチューブを使用したトレーニングです。
限界まで筋肉を酷使せず、あくまで筋肉に刺激を与えるつもりで行うのが大切です。
負荷が小さい為、筋肉の回復も早めとなりますので(個人差はありますが)、毎日行うことができるのもインナーマッスルトレーニングの特徴ではないでしょうか。ただし最初は週に二、三日程度から始めるのがよいでしょう。
最近ではインナーマッスルを効果的に鍛えることの出来る健康器具も販売されています。購入するのも手ですが、お金と時間に余裕のある方は専門のトレーナーについてもらった方が、効果的に鍛えることができるでしょう。
ジャンプ力トレーニング
ジャンプ力トレーニングはスポーツトレーニングの一種です。バスケットやバレーボールはもちろんのこと、サッカーにも必須な要素であるジャンプ力をトレーニングします。
ただし、ジャンプ力は数回のトレーニングでは向上が難しい能力です。持って生まれた資質に左右される部分も大きい力ですが、適切なトレーニングをしっかり長期間行えば伸ばすことは可能です。
代表的なトレーニングとしては、「ハイクリーン」「デッドリフト」「スクワット」があげられます。
バーベル等の器具を使用する為、個人宅で行うのは難しいと思います。ジムなど用具が揃っている場所で行いましょう。会費制のジムでは、専属のトレーナーさんもいます。効率よく鍛える為、また事故を防ぐ意味でも指導を受けたほうがよいでしょう。
この中でも、「ハイクリーン」は身体能力を高めるのに非常に有効なトレーニングです。ただし、腰にかかる負担も大きいので、注意が必要です。
初めての方は、必ず専門の方の指導を受けてから始めましょう。自己流は怪我の元です。
いずれのトレーニングも身体に大きな負荷をかけます。正しいやり方でやらないと筋繊維を破壊してしまう恐れもあるでしょう。
まずは軽い負荷から始めて正しいフォームを身に付け、その後徐々に負荷を大きくしていきましょう。
結果、負荷の大きさがそのままジャンプ力の向上に繋がっていきます。あせらずにじっくり鍛えていきましょう。
スポーツトレーニングとは
「スポーツトレーニング」という言葉の解釈は人、場合によってバラバラです。一般的なウエイトトレーニングを指す場合もあれば、メンタルな部分の強化を指したり、はたまた健康のために行うものであると定義されていたり・・・。
スポーツトレーニング理論の権威といわれるマトヴェーエフ博士という方がいらっしゃいます。その著書「スポーツ競技学」によれば、スポーツトレーニングとは、「その競技の向上に必要な身体能力を選択的に高めること」とされています。
バスケットやバレーボールならジャンプ力、サッカーなら走力、というようにそれぞれの競技で試合に勝つ為に必要な身体能力は違ってきます。行う競技に合わせてその能力を合理的に強化し、結果、試合に勝つことを目的とするというのが、「スポーツトレーニング」の定義となるようです。
従ってその強化の対象は多岐にわたり、「スタミナ」「筋力」「スピード」等がそれにあたります。
これ以外にも「メンタル」もスポーツで勝利をおさめるには重要な要素です。
ただやみくもな根性論だけではなかなか試合で良い成績をおさめることは出来ません。現代ではプロもアマチュアも科学的なトレーニングを導入し、結果に結びつけようと努力しています。
それにはスポーツトレーニングは必須の要素です。しっかりその理論を理解し、有効に活用することで試合に勝ち、良い成績をおさめることができるでしょう。