BMI値は適切
BMI値とは、何でしょうか?BMI値=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で求められます。
標準値は男女共に22とされています。
BMIが22の人は、病気になりにくく長生きできる可能性が高いと言われているのです。
また、BMIが25以上の人を肥満としています。
しかし、BMIが25を超えて、肥満と判定されたからと言って、必ずしも肥満体であるとは限りません。
例えば、身長178cmで体重が88kgの人は、BMIが27.7となって、肥満と判定されます。
しかし、体脂肪率は15%なのです。
体脂肪率を見る限り、肥満であるとは言えませんよね。
この方は、筋肉質の体型なんですね。
BMIを標準の23にしようとすると、体重を15kg落とさなければならなくなります。
15kgの減量をすることにより、体脂肪率も低くなってしまうかもしれません。
体脂肪が少ない場合、健康を害する危険もあります。
健康に生きていくためには、体脂肪は必要なものです。
無くしてはいけないものなのです。
だから、この方は体脂肪を落とさない方が健康体でいられます。
減量の必要は無いと言う事なのです。
もちろん、体脂肪率が高い方は、同じ条件でも減量が必要になりますよ。
このように、BMI値は病気になりやすいかどうか、肥満体型の方は生活習慣病になりやすいかどうかを判断するものです。
肥満かどうかを判定するには、BMI値で判断するのではなく、体脂肪率を見て決める方が良いです。
アスリートの減量法
アスリートの減量方法は、かなり過酷です。
期限が決められている減量ですので、普通の方では考えられないような減量をしています。
しかし、アスリートの方々は、筋肉量が普通の人とは元々違います。
だから、痩せやすい体質であると言えます。
プロボクサーの方には、階級によって体重制限がありますよね。
計量日までに、その体重まで落とさなければ試合をすることができないのですから切実です。
でも、ただ単に食べないダイエットでは、目標体重まで落とせても減量が成功したことにはならないでしょう。
食事を抜く減量で体力が無くなってしまっては、試合で本来の実力を発揮できなくなってしまいます。
筋肉量を減らさずに、体重を落としていくのが、ボクサーの減量です。
食事面では、量はもちろん減らしていきますが、栄養バランスを考えて、減量に取り組んでいきます。
足りない栄養分はサプリメントで補っていけば良いでしょう。
摂取カロリーより消費カロリーを多くすれば、減量出来ます。
しかし、そう簡単にはいかないのが減量ですよね。
辛い日々が、続いていくわけです。
プロボクサーは計量が終われば、試合までにたくさん食べて体重を増やしていきます。
つまり、リバウンドするのです。
アスリートの体重は常に増減しています。
アスリートの方と普通の方と、体の作りは一緒です。
ですから、時には体を壊してしまうアスリートもいます。
アスリートを真似て減量しようとは思わず、自分のペースで正しいダイエット方法で減量をしていきましょうね。
10キロ以上減量するには
10キロ以上減量するのは、並大抵の事ではありませんよね。
もちろん、短期間での10キロ減量は、体に良くありません。
減量するには、何キロの減量でも短期間で成し遂げようとする事には、無理があります。
たとえ、成功したとしても、体のどこかに不調が出てきます。
減量に無理は禁物なのです。
具体的に、10キロの減量はどのようにすればいいのでしょう。
食事制限と運動による減量方法が、すぐに始められて最も安全な方法です。
食事制限は、夕飯を少なめにしたり、夜8時以降は何も食べないなど、色々なやり方があります。
もちろん、「食べない」という方法はなしです。
体力が無くなり、気力までも無くしてしまいますよ。
1日1000キロカロリーは必ず摂取するようにします。
運動は、フィットネスクラブなどに通う方法もありますが、ウォーキングでも大丈夫です。
ウォーキングは最低でも、30分くらい歩きます。
もちろん、ダラダラと歩くのではなく、背筋を伸ばし、筋肉を意識しながら歩いてください。
他にも、毎日の何気ない動作を少し意識するだけでも違ってきます。
エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用したりするだけでも良いのです。
インナーマッスルが鍛えられ、代謝を促します。
世の中には、様々なダイエット法が存在しますが、自分にとってやりやすく、体に負担のかからない方法で行うと長続きします。
一定期間だけ何かをしてダイエットするのではなく、一生続けられるような方法を習慣にして減量するというのが理想です。