出産後のバストアップ、バストのケア
女性の体は、妊娠直後から大量の女性ホルモンが分泌されます。
それは体内の受精卵を守る役目を果たすことになります。
また、女性ホルモンが大量に分泌されることによって、出産後の授乳準備に備えて乳房が大きくなっていくのです。
女性ホルモンの分泌は、出産後も授乳がありますからしばらく続きます。
そして、女性ホルモンによって大きく成長した乳房に、大量の母乳が溜まっていきます。
授乳によって空になると、すぐにまた母乳の生産が始まり、一定時間ごとに乳房の中は母乳で満たされます。
この時期、母乳が溜まり過ぎると乳房が四角くなってしまうこともあるでしょう。
乳房が母乳で完全に満たされてしまうと、手を動かしただけで母乳が勝手にあふれ出てくるほどになります。
ですから、この間、大きくなった乳房の中は常に母乳で満たされて、いつもよりずっと大きくなっています。
ところが、母乳を与える時期を過ぎると徐々に母乳は製造されなくなり、乳房の中を満たしていた母乳がなくなるのでバストは萎んだようになってしまうのです。
一旦、大きく皮が伸びた乳房は、その中身がなくなると萎んだだけでなく垂れてしまうでしょう。
それはちょうど、出産前に大きく膨らんだお腹が、出産後に弛んでしまうのと同じ原理です。
産後の弛んだウエスト周りを引き締めるエクササイズがあるのと同様に、バストもエクササイズで元に戻す事が可能ですが、そのままにしてしまうとバストの形が崩れたまま垂れてしまう事になります。
出産後、授乳を終える時期になったら、バストアップのエクササイズやバストのケアを行いましょう。
バストアップの吸引器具の効果
バストアップを考えてその方法を調べ始めると、おそらく誰もが一度は目にすることになるのが吸引器具でしょう。
バストを吸引して大きくさせるという器具は結構古くからあるのですが、その効果に関しては謎に包まれています。
ただ、バストアップの吸引器具も、時代と共に機械の仕組みに対する考え方が変わっていたり、性能的にも高性能になっているのは事実です。
昔のものは、吸引して引っ張るというだけのものでした。
テレビで実験しているのを見たこともありますが、瞬間的には確かに多少大きくなる効果があったようです。
吸引することで乳房内に血液がたまり、それによって一時的に大きくなるという仕組みでした。
現在では、ただ吸引するだけでなく、マッサージ効果を高めて血行をよくし、バストに栄養が流れこむのを助けたり、バストの新陳代謝を高めることで乳房に脂肪分が溜まりやすくする効果があると言われています。
あくまでも机上の説ですが、確かに昔から揉むと大きくなると言われる通り、ある程度の効果は見込めるものと思われます。
でも、マッサージ効果がほとんどなく、吸引力ばかりが強い器具を使用するのは、乳房の中の筋肉や乳腺などの大切な組織を痛めてしまう危険性が高いです。
バストアップの吸引器具を選ぶ際には、実際に装着して使用感を確かめるなど、慎重に選ぶ必要があるでしょう。
また、実際には何ヶ月とか何年とかいう長期スタンスで、せいぜい1カップのバストアップを目標とする程度のものと認識した方が失敗がないと思います。
バストアップと女性ホルモンの関係性
バストアップに女性ホルモンが大きく関わっていることは誰でもご存知でしょう。
妊娠期間中にバストが大きくなるのも、妊娠によって体内にエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが増えることが理由とされています。
エストロゲンとかプロゲステロンというよりも、卵胞ホルモンや黄体ホルモンと言った方がピンとくる人も多いかもしれません。
最近は、様々なサプリメントの発売やテレビの情報番組などによって、エストロゲンも知られた名前になっていると思います。
生理の前後にバストの張りを覚えたり、痛みを感じたりするのも、このエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌によって一時的にバストが大きくなるのが理由です。
特に、プロゲステロンは乳腺を発達させる働きがある女性ホルモンです。
胸を揉まれると大きくなるという話から様々なマッサージ器具やマッサージクリームなどが販売されています。
でも、実は、男性に胸を揉まれるという行為そのものが女性ホルモンの分泌を促すので、乳腺が発達してバストアップするのが本当のところでは?という仮説もあるのです。
この女性ホルモンのエストロゲンと非常に良く似た化学構造なのが大豆に含まれるイソフラボンになります。
そのため、バストアップサプリメントにはイソフラボンが含まれているものが多く存在します。
イソフラボンは化学構造だけでなく、その作用もエストロゲンと似ていますから、女性にとってとてもありがたい成分なのは間違いありませんね。