かつらはばれない
各かつらメーカーによって、かつらに用いられている髪の毛の成分が若干異なります。
各メーカーが推奨しているセット・メンテナンスの仕方を守れば、ばれにくいかつらを維持できるでしょう。
メンテナンスを怠ると、光に反射したり、毛が抜けやすくなったり、ベースのネットがまるみえになったりします。
かつらは、自毛とは異なる為、完全にばれないという事は無理に近いですが、日々のメンテナンスによってばれやすいかそうでないかが決まってくるといっても過言ではありません。
限りなく自分の髪と同じ状態を保つ為に、必要不可欠なのはメンテナンスです。
自分の髪の毛同様、かつらもかつら専用のシャンプーで洗ってあげる事が基本です。
シャンプーをする前は必ずブラッシングをして、絡まりや埃を取りましょう。
その後は、シャンプーをよく泡立てて表面に伸ばすように洗います。
とにかく優しく洗う事がポイントです。
力強くこすったり、揉みこんだりするのはやめてください。
また、すすぎでは、頭頂部から毛先に向かって洗い流しましょう。
シャワーの場合は、裏から洗わないと毛がネットからでてきてしまうので要注意です。
最後はタオルドライをして裏返し、ドライヤーの熱が全体にいきわたるように乾かしたら、表にして専用スタンドにセットします。
メーカーによっては、ドライヤーの使用ができない場合もあるので気をつけましょう。
正しいメンテナンスと装着方法で、いつまでもばれにくいかつらを維持してくださいね。
子供のふけ症
最近では、子供のふけに悩むお母さんも増えているようです。
子供のふけの場合は、原因が大人のふけとは少し違うこともあります。
では、子供のふけとはどんな感じなのでしょう?大人のふけは主に乾燥性ふけと脂漏性ふけに分けられます。
子供の場合は、そのように分かれるケースもありますが、脂漏性といっても大人の脂漏性ふけとはちょっと質が違うのです。
肌の弱い子なのに、親と同じ強い成分のシャンプーを使っているために頭皮が肌荒れのようになり、乾燥してふけが出るようなケースも多いです。
出来れば子供には刺激の少ない自然素材で出来たシャンプーを用意した方がいいでしょう。
また、同じようなタイプですが、アトピー性皮膚炎が頭皮に出たような場合にも、ふけの原因となることがあります。
このように、体質的なふけ症が子供の場合には多いのです。
子供は頭を洗うのを怖がり、嫌う子が多いですよね。
その反面、子供は運動量が多くて新陳代謝が活発ですから、大人よりも頭皮に汗をかきやすいものです。
そのため、頭皮が不潔な状態になりやすく、雑菌によってふけが発生するケースも少なくありません。
これは脂漏性ふけに分類されますが、大人の脂漏性ふけとは明らかにタイプが違います。
このようなタイプのふけだと、小学校高学年くらいの思春期には積極的に洗髪するようになり、回復するケースも多いです。
子供のシャンプー嫌いは洗うことよりすすぐことに対する拒否が強いので、しっかり洗い流せていないことが原因のふけもあります。
乾燥肌とふけの関係性
男性に多い脂漏性ふけに対して、女性の場合は乾燥性のふけが多いのが特徴です。
乾燥性のふけは、頭皮が乾燥して剥がれ落ちる肌荒れのような状態です。
ところが、ふけが出ると洗い流そうとして、シャンプーの頻度を多くしたり、強いシャンプーを使ったりする傾向があります。
すると、ますます頭皮を傷つけ、乾燥させてしまうため、ふけの症状が悪化します。
また、乾燥性ふけの原因には、シャンプー時のすすぎ不足も多く指摘されています。
特に女性の場合は、二度のシャンプー・リンス・トリートメントとシャンプーに時間をかける傾向がありますが、肝心のすすぎが完全ではない為、地肌にリンスやトリートメントのかすが残って地肌を痛めてしまうことも多いようです。
何となく、リンスやトリートメントを完全に洗い流すと効果が薄れるような気もしますが、逆に、完全に洗い流さない方が髪には悪影響を与えます。
リンスやトリートメントは、「流す必要が無い」と明記されているもの以外は全て、シャンプーと同じようにしっかりとすすぐ必要があるのです。
さらに、洗い流す必要が無いものの場合でも、出来る限り頭皮にはつけず、髪にだけつけるように心がけてください。
乾燥性ふけ症の人は、元々、乾燥肌だったり、肌が弱い人が多いようです。
ですから、シャンプーなどのヘアケア用品は出来るだけ刺激の弱い自然素材のものを選ぶなどした方が良いでしょう。
そして、シャンプーの頻度を少し減らしてみることをオススメします。