自分で抜け毛を予防するには
抜け毛の原因は様々ありますが、抜け毛を予防するには、その原因となるものを取り除いていけばいいわけです。
残念ながら、遺伝的な要因だけはどうにもなりませんが、生活習慣の改善によって随分違いは出るものです。
また、体質にしても、生活を見直すことによって多少の体質改善には繋がるでしょう。
何もしないよりは、ずっといいはずです。
まず、抜け毛の原因となるのは、頭皮の状態が不健康になること、髪の状態が不健康になること。
大きく分けるとこの二つです。
頭皮と髪に悪影響を与えるのは、不健康で不規則な食生活、睡眠不足、過度なストレス、汗や皮脂、ホコリなどの汚れ、深酒、喫煙などです。
そのほとんどが生活習慣に由来していますよね。
もちろん、これ以外に遺伝的要素があるのも事実です。
ですが、薄毛になりやすい遺伝的要素を持っているのであれば、尚更、生活改善によって早いうちから予防対策を行って進行を少しでも遅らせるべきです。
具体的には、常に頭皮と髪を清潔に保つようにする。
油分・塩分・糖分が多い食事は避け、栄養バランスの良い食事を三食なるべく同じ時間に摂る。
頭皮の血行を良くするよう心がける。
深酒・喫煙・睡眠不足などを控え、規則正しい生活を送る。
できるだけストレスを発散し、休日などには適度な運動を行う。
このように、優等生の子供のような規則正しい生活を送ることが、抜け毛予防に役立ちます。
しかも、このような生活は、成人病予防にもつながりますから、内臓疾患や薬の服用による抜け毛も未然に防ぐことになります。
帽子やヘルメットと抜け毛の関係
帽子やヘルメットが抜け毛の原因になるという話を聞いたことはありませんか?実はそれは噂ではなく、本当のことなんです。
それは帽子やヘルメットをかぶった時のことを考えるとわかりやすいと思います。
決して着脱の際に擦れるからという単純な理由ではありません。
もちろん、きつすぎる帽子やヘルメットは、着脱の際に髪との摩擦が多く発生しますから抜け毛を助長する可能性もあるでしょう。
ですが、本当の理由はもっと別のところにあります。
例えば、長時間ヘルメットや帽子を着用していると、圧迫されて血行が悪くなるのもその理由の一つです。
また、汗をかきやすく、蒸れた状態になりますから、雑菌が繁殖しやすくなるのもよくないです。
同時に、頭皮が酸欠状態に陥りやすいということも覚えておいてください。
つまり、帽子やヘルメットが抜け毛の原因となるといわれている一番大きな理由は、頭皮の状態が悪くなるからなのです。
最近では、CMや医療系バラエティー番組などでも紹介されていますから、多くの方がご存知だと思いますが、抜け毛には汗や頭皮の脂など、雑菌が繁殖しやすい環境がとても悪いのです。
帽子やヘルメットをかぶらなくてはいけない時は、かぶりっぱなしにしないで、時々は脱ぎ、通気をよくしたり、汗を拭いたりするとよいでしょう。
さらに、帽子やヘルメットをかぶった日は、寝る前にシャワーを浴びて、頭皮の汗や脂、髪の汚れをしっかりと落としてください。
タバコ・飲酒と抜け毛の関係
抜け毛の原因は一つではありません。
様々な要因が絡み合って起こることが多いのですが、その中の要因の一つとして、タバコとお酒も影響があるのだということを覚えておきましょう。
抜け毛について悩んでいるなら、どういう状態が抜け毛に繋がるのかもご存知ですよね。
頭皮の状態が悪くなると、抜け毛は進行します。
つまり、頭皮の汚れや乾燥、血行不良、栄養不足などです。
髪の毛の栄養不足もよくありませんね。
まず、タバコは血液中の酸素量を減らしてしまいます。
そのため、血液が酸欠状態になります。
その結果、頭皮の血行や栄養状態が悪くなるのです。
頭皮の血行や栄養状態が悪くなれば、髪の毛にも十分な栄養を送れなくなりますよね。
つまり、抜け毛に繋がってしまうわけです。
次に、お酒が抜け毛に与える影響についてですが、お酒を飲むと体温が上昇して血行が良くなります。
ですから、お酒を飲むこと=抜け毛を促進するということではないんです。
適量を嗜んでいる程度なら、何も問題はありません。
ですが、適量を超えて飲む回数が多い場合は、抜け毛に大きな影響を与えてしまうでしょう。
適量とは一般的に、日本酒では一合以下と言われています。
それを超えた飲酒をすると、良質な睡眠を妨げたり、内臓疾患の原因になったりして、結果的に抜け毛を助長することに繋がるのです。
飲酒をした方がよく眠れるという人もいるかもしれませんね。
でも、それは錯覚です。
深酒の睡眠では、酸欠状態になることが多く、良質な睡眠を妨げてしまいます。
寝ているつもりで睡眠不足になってしまうわけです。