体に悪い食べ物は抜け毛を加速させる
一般的に体に悪いとされている食べ物に、油分が多い食べ物や刺激物があげられますが、確かにこれらの食べ物は抜け毛の原因にもなります。
まず、油分が多い食べ物を摂取する事により、血液がドロドロに変化していきます。
血液がサラサラの時には、発毛に必要な栄養分は問題なく血管を通り、毛母細胞まで行き届いていました。
けれど、この血液がドロドロになってしまうと、一体どうなるでしょう。
育毛する為に必要な栄養分が満足に頭皮まで行き届かなくなり、必然的に髪の毛が細くなっていき、抜け毛を加速させてしまいます。
また、唐辛子などの刺激物は抜け毛に関係ないように思われているかもしれません。
確かに、辛いものを食べれば血液の循環が良くなり、頭皮への血流も促されます。
でも、辛い刺激物を食べた際には多量の汗をかきます。
その汗が原因で、頭皮に存在している菌が繁殖していき、結果的に抜け毛を加速させてしまう場合もあります。
汗をかいた際には、頭皮も清潔にするよう心掛ける事が必要です。
もう一つ、辛い刺激物を食べると皮脂腺から皮脂が多量に分泌され、頭皮の毛穴が詰まってしまいます。
毛穴が詰まると毛根の発達にも影響が出てしまい、細い髪しか生えてこなくなり、これも抜け毛の原因となります。
体に悪い食べ物は、当然、髪の毛にも良くない影響を与えます。
もちろん、絶対食べてはいけないと言うことではなく、摂取する際には適量に抑える事が大切ですね。
パーマ・髪染めと抜け毛の関係
髪の毛にパーマをかけたり、髪の毛を染めたりしても、すぐに髪の毛が抜けたりするような事はありません。
ただ、髪の毛に通常より負担が掛かる為、脱毛しやすくなる事は確かなようです。
例えば、パーマを一回かけたぐらいでは抜け毛は加速しません。
けれど、頻繁にパーマをかけ続けていると、頭皮に負担が掛かり、毛が抜けやすい状態となります。
また、パーマをかける際に毛を引っ張りながらロットを巻くので、その時に弱い毛は抜けてしまう場合もあります。
髪の毛を染めた場合には、直接髪の毛が抜ける事はありません。
でも、髪の毛が本来必要としていない物質が、毛髪をつくる細胞の毛母細胞や毛乳頭に入り込むわけですから、十分抜け毛の原因となりえます。
もしも、髪の毛を染めるための薬剤が毛母細胞を破壊してしまったら、せっかく生えてきたあなたの髪の毛の成長を止める事にもなってしまいます。
薄毛に悩んでいる場合には、軽くパーマをかける事によって、髪の毛にボリュームが出てスタイリングもしやすくなりますので、お勧めしたいオシャレですね。
ただし、その際には、多少高価ですが、できるだけ頭皮に優しいパーマ液を使用するようにして、髪の毛への負担を軽くしてあげましょう。
どうしても髪の毛を染めたい場合には、化学染料が入っていない天然のヘナなどを使用する方法があります。
とはいっても、天然成分であれば、誰にでも合うとは限りません。
天然のヘナであっても合う合わないには個人差があるので、注意が必要です。
抜け毛・ハゲの遺伝
抜け毛やハゲは遺伝すると昔から言われていますが、そもそも抜け毛やハゲが遺伝しているわけではありません。
髪の毛が脱毛しやすい体質が遺伝しているのです。
具体的には、両親や祖父母などが皮脂の多い体質だったり、体毛が濃い男性ホルモンの多い体質だったりすると、あなたも薄毛になりやすい体質と言えるでしょう。
また、脱毛しやすい体質が遺伝していないとしても、薄毛である家族と同じような頭皮に良くない食生活や生活習慣を送っていると、その環境によってあなた自身も薄毛になってしまう可能性があります。
遺伝といっても、全てを両親や祖父母などから受け継ぐわけではないのです。
親が薄毛だから自分も将来必ず薄毛になると、短絡的に考えないようにしましょう。
それよりも、まずはあなたの現在の食生活や生活環境を見直す事が大切です。
毛髪や頭皮の手入れにも気を遣うようにし、抜け毛予防や発毛の努力を行う事に意識を向けてください。
意識して努力する事で、脱毛しやすい体質でもその進行を遅らせる事ができ、年相応の髪の毛の量を保つ事が可能です。
最近では、遺伝に関係なく、食事の栄養バランスや生活環境によるストレスなどが原因となる薄毛が増加傾向にあります。
あなたの両親や祖父母などに薄毛の人がいなくても、なんとなく髪の毛が細く、薄くなってきたと感じるようになったら、日常の生活に十分注意するようにしましょう。