水道水と抜け毛の関係
実は水道水が抜け毛を増やすことがあるということを知っている方は、案外少ないと思います。
ですが、改めて「水道水は抜け毛に良くないですよ」といわれれば、なんとなくその理由が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか?おそらく、今あなたが心の中で考えたことが正解です。
答えは水道水に含まれている塩素です。
カルキと言った方がわかりやすいかもしれません。
カルキといえば、プール。
子供の頃、プールの中に投げ込まれたカルキの白い塊を潜って拾い集める競争をした人も多かったのではないですか?拾ったカルキを手に持っていると、手がシワシワになった経験がある人も多いでしょう。
また、プールの後は髪の毛がゴワゴワしてしまう経験をした人も多いと思います。
カルキとは塩素なのです。
漂白剤などに使われるあの塩素です。
水の中の雑菌を殺すために入れられています。
私達の飲み水となる水道水も、この塩素を含んでいるのです。
水道水に含まれている塩素は、人体にはそれほど影響はないといわれています。
ですが、水道水にどの程度の塩素が残留しているのかは地域差があり、引越しなどで塩素の強い地域に移動したりすると、人によっては肌に刺激を感じることもあります。
水道水に塩素がたくさん含まれていると、髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
もちろん、抜け毛も増えてしまうでしょう。
そんな時には、塩素を除去するシャワーヘッドを取り付けると、塩素による抜け毛を防止できます。
産後の女性の抜け毛の原因・対策
産後に突然抜け毛が増えるという話を聞いたことがある人も多いでしょう。
突然のことで驚かれる方もいるかもしれませんが、実はこの現象は案外たくさんの女性が多かれ少なかれ経験しているのです。
抜け毛には様々な原因があります。
その中の一つにストレスも含まれているわけです。
ストレスと脱毛といえば、まず頭に浮かぶのは円形脱毛症でしょうか?女性の場合は、比較的薄毛に悩むことは少ないため、知らない人も多いのですが、ストレスも抜け毛の原因になります。
産後は赤ちゃんの誕生で嬉しい時期ではありますが、特に初めての出産だと、育児ノイローゼ気味になる人も多く、大変なストレスを感じることがほとんどなのです。
このストレスのせいで、産後に抜け毛が増えてしまうのですね。
しかも、原因はこれだけではありません。
女性ホルモンも大きく関わっています。
女性には薄毛に悩む人が少ない理由の一つが、髪の毛は女性ホルモンが大きく影響しているからというのをご存じの方は多いことでしょう。
産前は女性ホルモンが通常の時より多く分泌され、母体と胎児を守ります。
しかし、産後は増えていた女性ホルモンが減少し、ホルモンバランスが崩れるのです。
この時、女性ホルモンの減少とともに抜け毛が増えると言われています。
そのため、産後に抜け毛が増えても、本来はそれほど気にする必要はありません。
ですが、育児のストレスはとても大きなものですから、一人で抱え込まずに家族や周りの人の手を借りながら行った方が良いですね。
病院の抜け毛の治療法
数十年前までは、薄毛は直せないとか、髪の毛を生やせる薬が作れたら大儲けできるとか、現代の科学では薄毛のことすら解明できていないと言われていました。
残念ながら、現在でも全てが解明されているわけではありませんし、万人に効果がある特効薬もまだありません。
ですが、それでも科学は進歩しているのです。
いずれは誰にでも効果があるような薄毛治療薬が開発されることでしょう。
実際、最近では、男性型脱毛症(AGA)の検査や治療を行う病院も増えてきています。
今のところは、男性型脱毛症(AGA)の治療しかできないようですし、症状の進行が進んでしまっていると、治療の効果があまりみられないこともあるでしょう。
しかも、保険の適用外なので高額な医療費がかかるのですが、これまで販売されてきた高価な育毛剤やカツラを作ることを思えば、月々の支払は安いといえるようです。
また、病院では専門的な検査によって原因を突き止めることができるので、その原因に合わせた治療法が行えるのも魅力です。
塗り薬を始めとして、近年注目を集めている飲む育毛剤「プロペシア」の処方なども行っています。
治療の効果が最も期待できるのは、「若ハゲ」タイプの薄毛です。
将来、薄毛になるかも、という不安があるのなら、できるだけ早めに受診した方が良いでしょう。
それに、不規則な生活習慣が男性型脱毛症(AGA)を悪化させる一番大きな原因とも言われていますから、自分でも生活習慣を見直して改善する必要があります。