置き換えダイエット リバウンド
ダイエットの噂話では、「置き換えダイエットはリバウンドする」という説があります。
高いお金を出して、置き換えダイエット食品で痩せたのに、すぐにリバウンドしてしまっては、お金をドブに捨てているようなものですよね。
置き換えダイエットでリバウンドしやすいのには、二つの理由があります。
一つ目は、普段の食生活が全く改善されていないこと。
太りやすい食生活だからこそ、ダイエットが必要なくらいに太ったのです。
それを一旦やめて痩せたからといって、またその太りやすい食生活に戻ったら体重だって戻ります。
もう一つの理由は、置き換えダイエットをすることで、一日に必要な最低摂取カロリーを摂っていないこと。
一日に必要な最低摂取カロリーは、人によって違います。
なのに、雑誌に載っていたなどの理由で、一日1200カロリーしか摂らないようにするというダイエットは間違いです。
最低摂取カロリーを下回る食事を続けていると、基礎代謝量が減ります。
女性なら生理不順や無月経、男性は性機能低下になり、孤独を感じやすく、虚無感に襲われやすくなるという研究報告もあります。
自己中心的で怒りっぽい性格になってしまうこともあり、この変化はダイエットをやめて普通に食事をするようになっても、長期的に続いたそうです。
髪の毛が細くなってたくさん抜けたり、肌が荒れたり、集中力が低下するなどの症状も出ます。
置き換えダイエットがリバウンドしやすいのは、食生活を見直すわけでもなく、単純に摂取カロリーを減らせば痩せると考えていることに原因があるのです。
炭水化物を摂らなければ痩せる?
ダイエットの噂話として、「炭水化物を摂らなければ痩せる」説もよくききます。
これは、一時期ブームになった炭水化物抜きダイエットの影響でしょう。
「炭水化物を摂らなければ痩せるから、ごはんもパンもパスタも食べない」なんていう人がいますが、そんな生活を続けるのはとてもつらいはずです。
炭水化物を極力摂らないようにしていると、だんだんイライラしてきます。
それでも炭水化物抜きダイエットを続ける場合、脳にダメージを与えたり、肝臓に大きな負担をかけてしまう可能性もある上、ダイエット臭と呼ばれる口臭や体臭がすることもあります。
もし、炭水化物抜きダイエットをするのなら、専門家などに相談するか、しっかりと知識を身につけてから行ってください。
炭水化物は、脳の唯一の栄養源であるブドウ糖の原料なのですから、安易に抜いてしまうと、体を壊す恐れがあるのです。
炭水化物を食べ過ぎないようにする、夕食では炭水化物を食べない(朝食と昼食では普通に食べる)などの方法であれば、体に負担をかけずにダイエットできるかもしれません。
日本人は炭水化物が大好きです。
これをカットしようとすると、どうしてもストレスが溜まります。
反動でドカ食いしたり、炭水化物を食べられないストレスをスナック菓子やスイーツなどの甘いもので解消するくらいなら、三食ちゃんと食べて間食しない方がよっぽどダイエットになるでしょう。
正しい食生活で健康的に痩せる方がリバウンドもしませんし、キレイになれます。
生理前は太る?
ダイエットの噂話に、「生理前は太る」というものがあります。
これは本当のことなのでしょうか?生理の前になると、いつも1~3キロくらい体重が増える、ものすごく食欲が湧いてドカ食いしてしまう、イライラして甘いものが食べたくなるなどは全て、月経前症候群(PMS)の症状です。
体重が増えてしまうのは、生理前には黄体ホルモン(プロゲステロン)が増えるせいで、体が脂肪や水分を溜め込みやすいモードになってしまっているため。
便秘気味になる人もいます。
この時期にダイエットを始めても、思うように体重が減らせないので、挫折してしまいがち。
またせっかく続けてきたダイエットが続かなくなるのも、生理前に多いでしょう。
無性にカロリーの高いこってりとしたものが食べたくなったり、甘いものが食べたくなったら、少しの量をゆっくりと食べるようにしてください。
我慢のしすぎはよくありません。
できれば、甘いものは和菓子などの低カロリーのものにしておくといいですね。
カリウムを多く含むバナナやプルーンを食べるのも、むくみ対策になります。
お米などの炭水化物は、月経前症候群によいといわれているので、ダイエット中でもちゃんと食べるようにした方がいいです。
他にも、アロマテラピーやウォーキング、半身浴、マッサージをするなども効果的です。
生理前は、体重を減らす努力よりも増やさないようにする、体重が増えるのを最小限にとどめるくらいの気持ちでいた方がダイエットが成功するでしょう。