乾燥肌の人のスキンケア
人間は年齢を重ねるごとに体内の水分が減っていき、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
乾燥肌を放置していると、肌本来の持っているバリア機能やターンオーバー、更には回復力までもが衰え、シミやシワの要因にもなってしまうでしょう。
それを防ぐためにも、お肌の乾燥は早めにケアする必要があります。
では、乾燥肌の人はどのようにスキンケアを行っていけばいいのでしょうか。
もちろん、やみくもに価格の高い化粧品を使っていればいいという訳ではありません。
肌トラブルの元である乾燥を防ぐには、やはり水分補給が最も重要です。
「水分補給なんて十分すぎるくらいしてるわ!それでも乾燥肌なの!」という方もいらっしゃると思います。
そういう方は、洗顔方法を見直してみてください。
洗顔の際に、洗顔料をしっかり泡立てて洗っていますか?こすり洗いや熱いお湯での洗顔は肌を乾燥させます。
手が直接肌に触れないくらいたっぷりと洗顔料を泡立てて、泡でそっと顔をなでるように洗って、ぬるま湯でそっと流すのが理想です。
顔を拭くときにもタオルでごしごしこすったりせず、優しく押さえるように水気を拭き取ります。
丁寧に洗顔した後は、たっぷりの化粧水で保湿しましょう。
洗顔後にコットンを使ってローションパックする方法もいいと思います。
コットンに化粧水を浸して、それを顔全体ににペタペタとのせて3分間待ちます。
コットンの上からサランラップをまくと、より効果的です。
コットンの代わりに厚手のキッチンペーパーを使うのもいいですよ。
ローションパックが終わったら、両手で顔を覆うようにして温めて、化粧水を肌に浸透させてください。
乾燥肌の時のファンデーション
人によって肌質というのはそれぞれ違っているので、選択すべきファンデーションも違ってきます。
ファンデーション選びこそが、肌をいかにキレイに見せるかのポイントになるでしょう。
乾燥肌でお悩みの方は特に慎重に自分に合ったファンデーションを選ぶ必要がありますよね。
例えば、乾燥肌の方がパウダーファンデーションを使うと、粉をふいてしまったり、しわっぽい感じが出てしまったりすることが多いものです。
乾燥肌の方は、クリームファンデーション、もしくは、リキッドファンデーションを使うといいでしょう。
クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションは、パウダーファンデーションに比べると保湿効果がずっと高くなっています。
下地クリームを使うと、さらに高い保湿効果が得られるでしょう。
冬は空気が乾燥しているのでお肌も乾燥しやすいのですが、夏の冷房も乾燥の大敵です。
一日中オフィスにこもりっきりなんて方は、なるべく保湿性の高いファンデーションを選んだ方がいいと思います。
もちろん、クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションにも色々な種類がありますから、サンプルなどを試して自分の肌に合ったものを選ばなくてはいけませんよね。
どうしても厚塗り感が出てしまうリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションが苦手だという方も少なくないでしょう。
諦めてパウダータイプのファンデーションを使う前に、ファンデーションに美容液などを混ぜて濃さを調整する方法を試してみてください。
また、当たり前ではありますが、一日の終わりにはしっかりメイクを落として、スキンケアすることも忘れずに。
乾燥肌の原因 セラミド不足
よく「セラミド」という言葉を耳にしますが、このセラミドは細菌やウイルス、化学物質などの人の体にとって有害な物質が体内に侵入するのを防ぐバリアのような働きをしています。
簡単に説明すると、細胞と細胞の間に存在している脂質の主成分のことを言います。
このセラミドが不足していると、角質層がはがれ落ち、体内から水分が逃げていってしまい、お肌の乾燥を引き起こすのです。
セラミドが配合されているクリームや化粧水、サプリメントなどで補ってあげることもできますが、食べ物からセラミドを摂取することもできます。
例えば、こんにゃくです。
生芋こんにゃくには他の食品とは比べものにならないくらいの量のセラミドが含まれているんだとか。
生芋こんにゃくを100g食べただけで、一日に必要な分のセラミドを摂取できるそうです。
ただ、「生芋」こんにゃくであることが重要になります。
こんにゃくでセラミドを補おうと思うのなら、パッケージの原材料の表記をよく見て、「生芋こんにゃく」と記載があるかどうか確認してみて下さいね。
こんにゃくだったら、料理のレパートリーも色々とありますし、低カロリーですから無理なく摂取できるのではないでしょうか。
こんにゃくを摂取すれば、便秘解消にも繋がりますので、一石二鳥かもしれません。
こんにゃく以外の食材では、小麦や大豆、お米、ほうれん草なんかにもセラミドが含まれています。
なるべく意識してセラミドが含まれた食材を摂取するようにしたいものです。