健康的な減量方法
健康的な減量方法といえば、やっぱり、栄養バランスのとれた食事をきちんと食べて、運動して減量するという方法ではないでしょうか。
どのくらい減量したいかにもよりますが、ある程度の体重を落としたいなら、食生活の改善と運動は欠かせません。
健康的に減量するための食事の目安としては、脂肪分が食事全体の30%未満で、タンパク質が20%くらい、野菜や果物はたくさん食べて、様々な種類の炭水化物を50~60%くらい摂ります。
間違っても、脂肪を一切摂らないとか、油を抜くとか、炭水化物を極端に減らしたり、抜いたりしないでください。
栄養の偏った食事で、一時的に減量することができても、元の食事に戻すとすぐにリバウンドをしてしまいます。
また、病気を引き起こす要因にもなりかねません。
バランスの良い食事を摂り、間食を減らすのが、ダイエットには一番なのです。
また、食生活の改善と一緒に運動も行っていきます。
その時に気をつけたいのが、運動したからちょっとくらい食べても大丈夫と油断してしまうことです。
せっかく運動しても、それ以上に食べてしまっては減量になりません。
運動で消費されるカロリーは驚くほど少ないのです。
逆に、おやつを食べたくなった時、このカロリーを消費するためには、どのくらい運動しなければいけないかと考えたら、少しは間食が減るかもしれませんね。
とりあえずは、今よりも運動量を増やして、間食と外食を極力減らすことから始めてみてはいかがでしょうか。
減量しながら筋肉をつけるには
減量しながら筋肉をつけることはできるのでしょうか。
できないことはありませんが、とても難しいです。
減量をしていくと、当然のことながら、体重が減っていきます。
ほとんどの場合、体重が減ると、脂肪と一緒に筋肉も減っていってしまいます。
筋肉を落とさずに体脂肪だけを減らしていけば、減量しながら筋肉を維持していくことはできるでしょう。
でも、筋肉は、何もしなければ自然に落ちていきます。
筋肉を維持するためには、筋トレをするしかありません。
鍛える部位を変えて、毎日トレーニングするのが理想ですが、無理をしない範囲で大丈夫です。
さらに、筋肉をつけるには、たんぱく質も必要になります。
しかし、食事からたんぱく質を摂取しようとすると、結構な量の脂肪も同時に摂取してしまいますね。
なので、筋肉をつけたい時には、プロテインを摂取して、良質なたんぱく質だけを摂るようにします。
だからといって、プロテインを多量に摂取してはいけません。
余分なプロテインは脂肪に変わってしまいますから、決められた量のプロテインを摂取するようにしてください。
基本的には、減量している時期には、筋肉はついていきません。
ですから、筋肉を維持していくことに重点を置きます。
より筋肉を付けていく時には、増量する時期を設けます。
多少は脂肪もつきますが、筋肉をつけていくためには仕方ないのです。
食事をたくさん食べて、筋トレをして、筋肉を増強していきます。
筋肉がついたら、その後に、筋肉を維持しながら減量をしていき、脂肪を落としていくという流れになります。
サウナを活用した減量の注意点
サウナで大量に汗をかけば、何となく痩せた気がしてきますよね。
しかし、サウナで汗をかいて体重が減っても、水分補給をすることによって、簡単に元に戻ります。
水分を補給しなければ元には戻りませんが、脱水症状を起こしてしまいますから、絶対にやめてください。
脱水症状を起こすと、血液の流れが滞り、血栓ができやすくなってしまうので危険です。
また、標準体重よりも二割くらい体重が重い人は、温度の高いサウナに入ると、心臓に負担がかかりすぎます。
低温、もしくは、中温のサウナに入るようにしてください。
高温のサウナに入れば汗をかいて痩せるというものでもないので、無理に高温のサウナに入る必要はありません。
サウナを活用した減量のやり方としては、サウナで代謝を高める方法があります。
まず、10分くらいサウナに入って体を温め、その後に、水浴びなどで体を冷やします。
10分くらい休憩して体を冷やしたら、またサウナに10分くらい入って、体を温めるというのを何度か繰り返すのです。
その際、水分を充分に補給し、体に負担がかからないように注意してください。
一度やればすぐに効果が出るというものではありません。
定期的に行うことが大切です。
もちろん、サウナに入った後にビールを飲んだら何にもならないですよね。
それに、スポーツドリンクもけっこうカロリーが高いので、なるべく水かノンカロリーのお茶を飲みましょう。
入浴後には、湯冷めしないようにしっかりと汗を拭き、温かくして風邪をひかないように気をつけることも大切です。