歳をとると内臓脂肪がたまりやすくなる
私達の身体は、加齢と共に基礎代謝量が減っていきます。
基礎代謝は、主に筋肉で行われています。
その筋肉も、何もトレーニングなどをしていなければ、加齢と共に減っていきますよね。
それによって、基礎代謝量も減ってくるのです。
なので、加齢と共に食事量も減らしていかなければなりません。
代謝が悪くなってきているので、若い時と同じ量を食べていては、内臓脂肪が蓄積されやすくなってしまうのです。
太ってきたから、ダイエットをしようと考える人も多いですよね。
そのダイエットも危険です。
年を取ってからのダイエットは、むやみに筋肉を減らしてしまってはいけません。
食事量を減らし、運動もしないで日常を送っていても、痩せません。
逆に、内臓脂肪を蓄積してしまっていることになります。
ダイエットには、代謝を上げることが大切なのです。
また、女性よりも男性の方が、内臓脂肪が溜まりやすいと言われています。
それは、男性ホルモンが関係しています。
女性は、女性ホルモンの関係で、皮下脂肪が付きやすく、内臓脂肪は付きにくいと言う場合が多いのです。
男性と同じ様にお腹周りのお肉が気になってきても、それは内臓脂肪ではなく皮下脂肪の場合が多いということです。
しかし、女性も更年期を過ぎた頃からは注意が必要です。
閉経後は女性ホルモンの分泌が激減します。
そうすると、内臓脂肪が付きやすい身体になっていきます。
男性も女性も年齢を重ねてきたら、食事面と運動面での注意が必要ですね。
ヨガとピラティスの違い
実はピラティスは、ヨガから派生して生まれたエクササイズです。
このため、ピラティスとヨガにはよく似た特性が多くあり、「ピラティスとヨガはどこが違うのか?」と疑問に思う人も少なからずいます。
ですが、ヨガとピラティスにはいくつかの決定的な違いがあります。
まず、ヨガとピラティスでは、呼吸法が違います。
ヨガでは腹式呼吸で行うのが基本となっていますが、ピラティスは胸式呼吸で行います。
この呼吸法の違いだけでも、エクササイズとしては根本的に違うものとなるでしょう。
さらに、動作の仕方や目標にも大きな違いがあります。
ヨガはゆっくりとした動きと止めのポーズにより、様々な効果を発揮します。
それに、人によっては難しいと感じるポーズも多いです。
ヨガの主な目的は、精神鍛錬といわれています。
ヨガをすることで、結果的に筋力がアップしたり、ダイエットできるということもあるでしょうが、一番の目的は精神的にリラックスしたり、ストレスを解消したりという心への効果です。
一方、ピラティスというのは、常に動いているエクササイズで、それほど無理な動きはなく、止めのポーズを保つということもありません。
ピラティスの主な目的は、身体の深層部の筋肉を鍛えることです。
身体の深層部の筋肉を鍛えることで、肩こりや腰痛が改善する、ダイエット効果が得られる、集中力が高まるなどの効果が得られることもあるでしょう。
日本では、瞑想といった精神鍛錬よりもエクササイズ性を重視したヨガも多いですし、どちらが自分に合っているかは実際に試してみないとわからないかもしれませんね。
ピラティスを効果的に行うには
ピラティスの効果を高めるためには、ピラティスの6つの基本概念を忠実に守る必要があります。
ピラティスの6つの基本概念とは、呼吸・センタリング・正確・コントロール・集中・フローです。
つまり、身体の中心部の筋肉であるコアマッスルを動かし、鍛えることを常に意識しながら、全ての動作を行います。
ピラティスは、長時間行うことよりも、いかに正確に流れるようになめらかに出来るかが重要になります。
そのためには、正しい呼吸法を完全にマスターすることと、動きを完全に覚えて、常にその部位に意識を集中出来る状態にしなければなりません。
いちいち「これでいいのかな?」などと考えながら行っていたのでは効果的にピラティスを行うことはできないのです。
呼吸法から細部にわたる動きまでを完全に、完璧に正確に行うことこそがピラティスを効果的に行うための目標です。
そのためにも、常に意識を集中出来る集中力を養い、いつも正しい呼吸法が出来るように自分を訓練していきましょう。
ピラティスの動きをマスターし、自分の筋肉を意識してコントロールできるようになれば、きっとその効果を実感できるようになるはずです。
ただ、ピラティスは出来るだけリラックスできる状態で、自分の体調に合わせて行わなければなりません。
無理をしてでも行えば効果が出るエクササイズではないので、焦らずに今の自分の状態に合わせて行ってください。