ポリフェノール

ワインは西欧諸国やオセアニア地方で大変人気のあるお酒です。
こくのある味と風味が多くの人に好まれるだけではなく、その成分から体に良い健康飲料としても人気を集めています。
ワインを多く摂取する西欧諸国の人はワインをあまり飲まない地域の人々に比べて心臓病にかかる人の割合が低いとも言われています。
では一体ワインの何が体に良いのでしょうか。
それはワインに含まれるポリフェノールです。
ポリフェノールとはフェノール性ヒドロキシル基を持つ物質が多量に連結したもので、ほとんどの植物に含まれる物質です。
ポリフェノールを摂取すると体内の活性酸素と素早く反応し、その結果活性酸素を減少させると考えられています。
体内の活性酸素は動脈硬化や心筋梗塞、脳出血や糖尿病など様々な成人病の原因として考えられていますので、ポリフェノールを摂取すると結果として成人病の予防に効果があると考えられています。
ポリフェノールを多く含む食品として挙げられるのはワイン以外では、お茶やチョコレート、ブルーベリーや納豆です。
どれも一般的に体によいと考えられている食品ですよね。
最近ではポリフェノールを効率よく摂取できるようにサプリメントやカプセル等も沢山販売されていますので、食品から摂取しなくてもポリフェノールを吸収することができます。
成人病予防にポリフェノールは大変効果がありますが、だからといって過剰にワインを飲んでしまうと他の病気にかかってしまいます。
アルコールは適度な量を摂取しましょう。

プロポリス

蜂蜜は栄養満点で健康食品として知られています。
しかしながらミツバチ由来の健康食品は蜂蜜ばかりではありません。
蜂蜜以上に体に良いとされているのがローヤルゼリーです。
働き蜂の分泌物でローマ教皇に投与し、一命を取り戻したものとして知られています。
ローヤルゼリーは蜂蜜とは比較にならないほどビタミン、ミネラル、アミノ酸が含まれており、滋養強壮、栄養補給として健康食品の代名詞とも言われる物質です。
しかしながら、このローヤルゼリーを上回るほどのミツバチ由来の健康食品があります。
それがプロポリスです。
健康食品について詳しい人ならば一度は耳にしたことがあるかと思いますが、プロポリスとは、ミツバチが植物の樹脂などを採取し、唾液とともに練り合わせ、巣の内壁に塗ったり、巣を補修したりする成分で、ごく少量しか採取出来ないことから非常に価値のあるものです。
しかも全てのミツバチがこのプロポリスを持つわけではなく、木の穴などに営巣する西洋ミツバチに限られます。
プロポリスはブラジル産が有名で、樹脂をたっぷり含むユーカリ等の植生地域で多く採取されます。
従って、樹脂の栄養分と共にミツバチの栄養分の両方を含んだ大変貴重な健康食品であると言えます。
日本においてはまだまだプロポリスの知名度は低いですが、抗炎性や抗腫瘍作用がある他、殺菌性、抗酸化性や麻酔作用も備えているため、服用のみならず、消毒や外傷治療としても使用されます。
全ての作用を兼ね備えたプロポリス。
是非ともお試し下さい。

ブルーベリー

ブルーベリーとは、ツツジ科のスノキ属シアノコカス節に分類される北アメリカ原産の落葉低木果樹の総称であり、この果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリーと呼ばれています。
この仲間の植物は、北半球の各地に自生する種類があり、日本にはクロマメノキ、ナツハゼ、シャシャンボなどで知られています。
日本人にとって、ブルーベリーといえば、ブルーベリージャムが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
ブルーベリーはアントシアニンが豊富に含まれており、これは目の網膜に良いとして健康食品などで視力改善効果が謳われている成分です。
しかし、薬理作用が完全には解明されていないため、アントシアニンによる視力改善効果は認められていません。
ただ、ベリー系果実(ブルーベリーやビルベリーなど)は尿路感染症に効果があり、膀胱炎などの治療・予防に効果的とされています。
ブルーベリーにはアントシアニン以外にもビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・カリウム・食物繊維・βカロテン・亜鉛等も含まれています。
ブルーベリーの果実は一斉に熟さないため、何回かに分けて収穫されます。
ブルーベリーは小果樹類のなかでは比較的日持ちは良いほうですが、痛みのない明青色〜青黒色で果粉のついているものを選んで利用するのが良いでしょう。
ブルーベリーの利用としては、先ほど言ったジャム以外にも生食、ワイン、フルーツソース、製菓原料などの加工素材としてもすぐれており、広い用途があります。
また、ブルーベリーの花や紅葉は美しいため、庭園木としても楽しむことができますよ。