身長が伸びる時期・季節
身長が伸びる時期は、科学的にある程度の証明がされています。
まず、一日の中でも特に「身長が伸びる時間」というのがあります。
それは、深夜の22時から2時の間という、わずか4時間足らずの時間帯です。
この時間帯は成長ホルモンの分泌が盛んになり、身長も伸びる時間帯なんですが、この時間に眠りについていなければ成長ホルモンの働きは弱まってしまうのです。
ですから、身長を伸ばすためには夜更かしは厳禁という事になります。
では、一年の間では、どの時期に身長が伸びやすいのでしょう?一般的には、暖かい季節に身長が伸びやすいとされており、特に夏が一番身長が伸びやすいと言われています。
これは、太陽を浴びる事によって、人間の身体はメラトニンを分泌し、活動が活発になります。
すると、夜には熟睡できる体勢が整うんですね。
前述した通り、深夜に熟睡できれば、成長ホルモンの恩恵を受けやすくなるというわけです。
さらに、寒い季節には身体を丸めて寝る事が多くなりがちですが、この姿勢は身長を伸ばすのには良くない姿勢なのです。
背筋を伸ばした姿勢で寝る方が身長は伸びやすい為、暖かい季節の方が身長が伸びやすいのでしょう。
また、人間の一生の間でも、身長が伸びる時期があるというのは誰でもご存知ですね。
第一次成長期といわれる生まれて間もなくから幼児期の間と、第二次成長期と呼ばれる小学校中学年から高校生くらいの間です。
ただ、第二次成長期の時期は個人差が大きく、小学校で一気に伸びてストップしてしまう人もいれば、高校卒業頃に一気に伸びる人もいます。
人間関係・ストレスと身長の関係
ストレスと身長の伸びに密接な関わりがあることは、科学的に証明されています。
身長が伸びるのに、成長ホルモンが大きな役割を果たしているのはご存知の方も多いでしょう。
この成長ホルモンは、夜の10時から深夜の2時頃に最も分泌されるといわれており、これが「寝る子は育つ」という言葉の根拠だと考えられます。
この時間に寝ていると成長ホルモンが良く働きますが、起きていると成長(身長の伸び)に支障をきたすというわけです。
このように、身長を伸ばすのには成長ホルモンの働きがとても重要なのですが、ストレスはこの成長ホルモンの分泌や働きを抑えてしまうのです。
その為、ストレスが多いと身長が伸びないと言われています。
家庭環境が厳しすぎたり、たくさんの塾などを掛け持ちしていてストレスを抱えている子は身長が低いという統計結果さえ出ているのです。
必要以上のストレスを成長期に受け続けると、様々な面で成長を妨げる結果になるという事ですね。
これらのストレスを少しでも和らげるには、適度な運動や適当な自由時間、バランスの良い食事、良質な睡眠などが必要となります。
成長期に寝不足が続いたり、夜更かしをする生活が当たり前になっていると、身長が伸びないばかりでなく、イライラしたり、マイナス思考に陥りやすくなるものです。
そうなると、ますますストレスが溜まったり、人間関係で悩みがちになりますから、身長を伸ばすためにも、早寝早起き、規則正しい生活を心がけてください。
タバコと身長の関係
タバコが様々な面で悪影響を与える事は誰でも知っていると思います。
自分が吸っていなくても、タバコの煙そのものが有害であると言う事は、昨今では知らない人はいないでしょう。
喫煙者の側でタバコの煙を吸うのもよくありませんが、喫煙者本人は、当然もっと身体に悪いのです。
それは、肺がんリスクが高まるなどではなく、もっと色々な面で影響を及ぼしているのです。
喫煙すると、血液中の酸素の量が減ります。
妊婦さんが喫煙禁止されるのは、お腹の赤ちゃんに十分酸素が送れなくなるから赤ちゃんがちゃんと成長できないと言うのが一番の理由なんですね。
同様に、血液中の酸素の量が減ると言う事は、身体の成長にも大きな影響を及ぼすと言う事になります。
つまり、タバコを吸うことによって身長が伸びないというのは、成長が妨げられる症状の中の一つに過ぎないと言う事です。
また、有害な物質を体内に取り入れる事で、身体の様々な働きを阻害してしまいます。
成長ホルモンの働きや細胞の増殖のような本来正常に行われるべき働きを阻害したり、悪影響を及ぼすことで、肌荒れや免疫力の低下などが起こりやすくなるでしょう。
身長がどのくらい伸びるかは、遺伝情報や栄養状況、生活習慣によっても大きく左右されますから、かなり個人差があるものです。
でも、成長期に喫煙したことによって、伸びるはずだった身長が伸びなかったという可能性は十分あります。