バストアップの吸引器具の効果
バストアップを考えてその方法を調べ始めると、おそらく誰もが一度は目にすることになるのが吸引器具でしょう。
バストを吸引して大きくさせるという器具は結構古くからあるのですが、その効果に関しては謎に包まれています。
ただ、バストアップの吸引器具も、時代と共に機械の仕組みに対する考え方が変わっていたり、性能的にも高性能になっているのは事実です。
昔のものは、吸引して引っ張るというだけのものでした。
テレビで実験しているのを見たこともありますが、瞬間的には確かに多少大きくなる効果があったようです。
吸引することで乳房内に血液がたまり、それによって一時的に大きくなるという仕組みでした。
現在では、ただ吸引するだけでなく、マッサージ効果を高めて血行をよくし、バストに栄養が流れこむのを助けたり、バストの新陳代謝を高めることで乳房に脂肪分が溜まりやすくする効果があると言われています。
あくまでも机上の説ですが、確かに昔から揉むと大きくなると言われる通り、ある程度の効果は見込めるものと思われます。
でも、マッサージ効果がほとんどなく、吸引力ばかりが強い器具を使用するのは、乳房の中の筋肉や乳腺などの大切な組織を痛めてしまう危険性が高いです。
バストアップの吸引器具を選ぶ際には、実際に装着して使用感を確かめるなど、慎重に選ぶ必要があるでしょう。
また、実際には何ヶ月とか何年とかいう長期スタンスで、せいぜい1カップのバストアップを目標とする程度のものと認識した方が失敗がないと思います。
バストアップと女性ホルモンの関係性
バストアップに女性ホルモンが大きく関わっていることは誰でもご存知でしょう。
妊娠期間中にバストが大きくなるのも、妊娠によって体内にエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが増えることが理由とされています。
エストロゲンとかプロゲステロンというよりも、卵胞ホルモンや黄体ホルモンと言った方がピンとくる人も多いかもしれません。
最近は、様々なサプリメントの発売やテレビの情報番組などによって、エストロゲンも知られた名前になっていると思います。
生理の前後にバストの張りを覚えたり、痛みを感じたりするのも、このエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌によって一時的にバストが大きくなるのが理由です。
特に、プロゲステロンは乳腺を発達させる働きがある女性ホルモンです。
胸を揉まれると大きくなるという話から様々なマッサージ器具やマッサージクリームなどが販売されています。
でも、実は、男性に胸を揉まれるという行為そのものが女性ホルモンの分泌を促すので、乳腺が発達してバストアップするのが本当のところでは?という仮説もあるのです。
この女性ホルモンのエストロゲンと非常に良く似た化学構造なのが大豆に含まれるイソフラボンになります。
そのため、バストアップサプリメントにはイソフラボンが含まれているものが多く存在します。
イソフラボンは化学構造だけでなく、その作用もエストロゲンと似ていますから、女性にとってとてもありがたい成分なのは間違いありませんね。
バストアップと筋肉の関係性
バストアップには様々な方法があり、その基本的な考え方にも大きな違いがあります。
例えば、お相撲さんが大きな胸なのは誰もがご存知でしょう。
あれは女性と同じように胸に脂肪が付いているからですね。
また、ボディービルダーの男性が大きな胸をしているのも見たことがあると思います。
あれは大胸筋という胸の筋肉が発達した結果です。
つまり、脂肪がなくても大胸筋を発達させれば胸は大きくなるという考え方が一つあります。
ですから、バストアップ器具の中には、この大胸筋を鍛えるためのものも昔から販売されていますね。
それに、バストアップのために大胸筋を鍛えるエクササイズも色々と提唱されています。
大胸筋を鍛えると、バストが垂れるのを防ぐことができるので、逆に胸の大きな人が行うケースも多々あります。
大胸筋を鍛えるバストアップの問題点は、胸に筋肉をつけるという点です。
ダイエットをしたことがある人はご存知でしょうが、筋肉は脂肪を燃焼させます。
そのため、お腹の脂肪を取りたければ腹筋を、腕の脂肪を取りたければ腕の筋肉を鍛えます。
なので、胸の筋肉を鍛えるとバストの脂肪を燃やしてしまうという事になります。
勿論、男性とは構造的な違いがありますが、脂肪で大きな胸がお相撲さんの胸だとしたならば、筋肉で大きな胸はボディービルダーの胸ということになり、形が随分違うことがわかりますよね。
ですが、一般的には大胸筋を鍛えるとバストが垂れるのを防止する効果があるだけでなく、バストの形も良くなると言われています。