内臓脂肪と食事の関係
内臓脂肪を減らすには、栄養のバランスを考えて食事を摂る必要があります。
身体に良いとか、健康に良いなどと言われている食物だけを摂取すれば良い訳ではありません。
そればかりを食べていると、逆に内臓脂肪を増やしてしまう原因になってしまう事があります。
野菜などの食物繊維を多く摂るように工夫した食事を心掛けるといいですね。
そして、なるべく、お酒や甘い物は避けてください。
もちろん、全く口にしてはいけないということではないですよ。
まずは、今までの量の半分を目安にすると良いかもしれませんね。
飲酒時に注意したいことといえば、おつまみです。
お酒と一緒にからあげやポテトフライなどを食べていませんか?その様な高カロリーの物は避け、豆腐やきのこ、海藻などの低カロリーのおつまみに変えましょう。
それだけでもかなり違うはずです。
さらに、毎日の飲酒は止めて、週に2日くらいは休肝日を設けてください。
次に、1日の食事の量を考えてみます。
1日の食事のうち、最も量を食べているのは夜ではありませんか?それを昼に最も食べるように調整していきましょう。
日中は身体も動いていますし、交感神経も活発に働いていますので、消費カロリーも多くなります。
ですから、昼ごはんで一番たくさんの量を食べると内臓脂肪が溜まりにくいです。
その逆に、夕食は控えめにします。
夜になると副交感神経が働いてきますので、なかなかカロリーを消費してくれません。
余ったエネルギーが蓄積されていってしまう事になります。
そして、何よりも満腹になるまで食べないということが重要ですね。
よく噛んで食べるのも大切です。
内臓脂肪と運動不足の関係
内臓脂肪と運動不足は、密接な関係があると言っても良いと思います。
運動不足などから、内臓脂肪が付き始めるのは明らかです。
摂取エネルギー<消費エネルギーだと、内臓脂肪は蓄積されていきません。
消費エネルギー<摂取エネルギーだから、内臓脂肪が蓄積されていくのです。
筋肉が付いていれば、基礎代謝量が増えますので、エネルギーが消費されていきます。
しかし、運動不足が続いていると筋肉も落ちていきます。
それにより、エネルギーが消費されなくなり、内臓脂肪として蓄積されていくのです。
内臓脂肪を落とすには、有酸素運動が効果的です。
有酸素運動の中で、最も簡単に行うことが出来るのが、ウォーキングです。
1日1万歩歩くのが理想と言われています。
しかし、1万歩という数字は、そうたやすく達成できる数字ではありません。
「良く歩いた」と思っていても、5千歩くらいだと思います。
1万歩は、よっぽど意識しないと達成できない数字なのです。
でも、毎日のちょっとした工夫で歩数を増やすことが出来ます。
エスカレーターやエレベーターを使わずに、階段を使うとか、バスや電車なども1駅手前で降りてみるなど、各自の意識次第なのです。
激しい運動をする必要はありません。
毎日の積み重ねが重要です。
また、ストレッチなどして、身体を柔らかくしていくのも大事ですね。
ウォーキングで転んでしまいケガをしてしまったら、せっかくの運動も台無しです。
無理せず運動不足を解消していき、内臓脂肪を少しでも落としていきたいですね。
内臓脂肪とお酒の関係
内臓脂肪とお酒の関係は、切っても切り離せない関係だと言えます。
お酒を飲む人は、内臓脂肪が溜まりやすいです。
お酒を飲むと言っても、適度に飲むのであれば全く問題はありません。
たくさん飲むことがいけないのです。
では、適度な量と言うのは、どの位の量のことを言うのでしょう。
男性と女性とでは、お酒の代謝量が違いますので、摂取可能な量も違ってきます。
男性であれば、純アルコールで20g、つまり、ビール中ビン1本になります。
女性は、同じく純アルコールで14gになり、ビール小ビン1本なのです。
日本酒にすると、男女共に1合は飲めません。
ワインは、女性ならばグラスで1杯、男性ならばグラス2杯位は飲めます。
これは、1日に摂取可能な量です。
この量ですと、日常的に飲酒している方にとっては、「飲んだ気のしない量」ですよね。
でも、ここに示した量以上の飲酒をすると、内臓脂肪が蓄積されてしまうのです。
人間の身体は、お酒が体内に入ると、アルコール分を分解するために肝臓がフル稼働します。
その間は、他の飲食物の代謝は行われません。
なので、お酒と一緒に食べている物は、内臓脂肪になりやすいという事になるのです。
また、米や麦などの穀類から出来ているお酒は、糖質を含んでいます。
その糖質が肝臓で脂質と一緒になってしまい、脂肪になってしまう事もあります。
何はともあれ、お酒は適量を飲むことですね。
内臓脂肪だけでなく、健康面からも飲み過ぎは良くありません。
気を付けましょうね。