冷え性だと太る?
ダイエットの噂話の一つ、「冷え性だと太る」というのは本当でしょうか?女性の大半は冷え性だともいわれていますから、あなたが痩せにくいのは実は冷え性だからなのかもしれません。
冷え性には色々なタイプがあり、「手足が冷たくならないから冷え性ではない」なんて単純なものではないのです。
疲れやすい、イライラする、生理不順、寝つきが悪い、頭痛がするなどの症状の原因も冷え性であることが多いのだとか。
まずは、体温を測ってみてください。
お昼から夕方くらいの一番体温が高い時間帯でさえ、36度以下だったとしたら、あなたは冷え性です。
体温が1度下がると、基礎代謝量は12%低下します。
免疫力は0.5度下がるだけで、35%も低下するそうです。
基礎代謝量が減ると、痩せづらく太りやすい体になってしまいますし、エネルギーが熱に変わりづらいため、冷えも感じやすくなります。
特に、冷たいものを食べることが多くなり、エアコンで体を冷やしがちな夏は注意しましょう。
冷え性対策としては、腹巻をしたり、湯たんぽでお腹や二の腕の内側を温めるのが効果的です。
これだけでダイエットに成功したという人もいるくらい、冷え性の改善はダイエットに繋がります。
生姜、てんさい糖、紅茶で、生姜紅茶を作るのもオススメです。
生姜紅茶には、黒糖やハチミツを使う方法もありますが、てんさい糖には体を温める効果があるので、できればてんさい糖を使った方がいいと思います。
他にも、筋トレをして基礎代謝を上げる、猫背にならないようにいつも正しい姿勢を心がける、半身浴する、薄着を避ける、ダイエット中でもタンパク質をちゃんと摂る、タバコの本数を減らすなどの方法が有効です。
夜食は太る?
ダイエットの噂話でよく、「夜食は太る」なんていいますよね?ただ寝る前に食べると太るというだけでなく、「夜食は太る」というのには、科学的な根拠があるのです。
最近の研究で解明された「BMAL1」と呼ばれるタンパク質が、体内時計を調整する機能を持っているのですが、この「BMAL1」が多いと脂肪を溜め込みやすく太りやすい体になります。
そして、この「BMAL1」の量は一日の間で増減し、15時くらいが最も少なく、22時から2時が最も多いのです。
おやつを食べたいなら15時に食べると、太りにくいのですね。
22時から2時までは、成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムでもありますから、22時から2時には眠っているようにすると、ダイエットになる上、美肌にもなれて、一石二鳥かもしれません。
もう一つの理由が、夜になると、「食事誘導性熱産生(DIT)」が低くなってしまうこと。
この「食事誘導性熱産生(DIT)」が低くなると、食事をする時に消費されるエネルギー量が減ります。
普通、ごはんを食べると体が温かくなったり、汗をかいたりしますよね。
それは消化・吸収する時に、熱を発生させているからなのです。
「食事誘導性熱産生(DIT)」は、午前中に最も多く、夜中に最も少ないため、朝と夜中では同じものを食べたとしても太りやすさが全く違うことになります。
夜中に何か食べたくなってしまったら、この二つの太りやすい理由を思い出して、ホットミルクくらいで我慢してください。
置き換えダイエット リバウンド
ダイエットの噂話では、「置き換えダイエットはリバウンドする」という説があります。
高いお金を出して、置き換えダイエット食品で痩せたのに、すぐにリバウンドしてしまっては、お金をドブに捨てているようなものですよね。
置き換えダイエットでリバウンドしやすいのには、二つの理由があります。
一つ目は、普段の食生活が全く改善されていないこと。
太りやすい食生活だからこそ、ダイエットが必要なくらいに太ったのです。
それを一旦やめて痩せたからといって、またその太りやすい食生活に戻ったら体重だって戻ります。
もう一つの理由は、置き換えダイエットをすることで、一日に必要な最低摂取カロリーを摂っていないこと。
一日に必要な最低摂取カロリーは、人によって違います。
なのに、雑誌に載っていたなどの理由で、一日1200カロリーしか摂らないようにするというダイエットは間違いです。
最低摂取カロリーを下回る食事を続けていると、基礎代謝量が減ります。
女性なら生理不順や無月経、男性は性機能低下になり、孤独を感じやすく、虚無感に襲われやすくなるという研究報告もあります。
自己中心的で怒りっぽい性格になってしまうこともあり、この変化はダイエットをやめて普通に食事をするようになっても、長期的に続いたそうです。
髪の毛が細くなってたくさん抜けたり、肌が荒れたり、集中力が低下するなどの症状も出ます。
置き換えダイエットがリバウンドしやすいのは、食生活を見直すわけでもなく、単純に摂取カロリーを減らせば痩せると考えていることに原因があるのです。