炭水化物を摂らなければ痩せる?
ダイエットの噂話として、「炭水化物を摂らなければ痩せる」説もよくききます。
これは、一時期ブームになった炭水化物抜きダイエットの影響でしょう。
「炭水化物を摂らなければ痩せるから、ごはんもパンもパスタも食べない」なんていう人がいますが、そんな生活を続けるのはとてもつらいはずです。
炭水化物を極力摂らないようにしていると、だんだんイライラしてきます。
それでも炭水化物抜きダイエットを続ける場合、脳にダメージを与えたり、肝臓に大きな負担をかけてしまう可能性もある上、ダイエット臭と呼ばれる口臭や体臭がすることもあります。
もし、炭水化物抜きダイエットをするのなら、専門家などに相談するか、しっかりと知識を身につけてから行ってください。
炭水化物は、脳の唯一の栄養源であるブドウ糖の原料なのですから、安易に抜いてしまうと、体を壊す恐れがあるのです。
炭水化物を食べ過ぎないようにする、夕食では炭水化物を食べない(朝食と昼食では普通に食べる)などの方法であれば、体に負担をかけずにダイエットできるかもしれません。
日本人は炭水化物が大好きです。
これをカットしようとすると、どうしてもストレスが溜まります。
反動でドカ食いしたり、炭水化物を食べられないストレスをスナック菓子やスイーツなどの甘いもので解消するくらいなら、三食ちゃんと食べて間食しない方がよっぽどダイエットになるでしょう。
正しい食生活で健康的に痩せる方がリバウンドもしませんし、キレイになれます。
生理前は太る?
ダイエットの噂話に、「生理前は太る」というものがあります。
これは本当のことなのでしょうか?生理の前になると、いつも1~3キロくらい体重が増える、ものすごく食欲が湧いてドカ食いしてしまう、イライラして甘いものが食べたくなるなどは全て、月経前症候群(PMS)の症状です。
体重が増えてしまうのは、生理前には黄体ホルモン(プロゲステロン)が増えるせいで、体が脂肪や水分を溜め込みやすいモードになってしまっているため。
便秘気味になる人もいます。
この時期にダイエットを始めても、思うように体重が減らせないので、挫折してしまいがち。
またせっかく続けてきたダイエットが続かなくなるのも、生理前に多いでしょう。
無性にカロリーの高いこってりとしたものが食べたくなったり、甘いものが食べたくなったら、少しの量をゆっくりと食べるようにしてください。
我慢のしすぎはよくありません。
できれば、甘いものは和菓子などの低カロリーのものにしておくといいですね。
カリウムを多く含むバナナやプルーンを食べるのも、むくみ対策になります。
お米などの炭水化物は、月経前症候群によいといわれているので、ダイエット中でもちゃんと食べるようにした方がいいです。
他にも、アロマテラピーやウォーキング、半身浴、マッサージをするなども効果的です。
生理前は、体重を減らす努力よりも増やさないようにする、体重が増えるのを最小限にとどめるくらいの気持ちでいた方がダイエットが成功するでしょう。
水の飲みすぎは太る?
ダイエットの噂話の中には、「水の飲みすぎは太る」という話もあるようです。
水を飲みすぎると太ったように感じるのは、むくみが原因だと思います。
代謝が悪く、塩分が多い食事をしていると、むくみやすくなりますから、水を飲んだだけで太ると感じてしまうのでしょう。
食事中に水を飲むのも、消化を妨げて太りやすくなってしまうので避けてください。
水を飲みすぎると胃が大きくなるため、あまりにも大量に飲みすぎるのはさすがによくないです。
「美食家の王様」こと来栖けいさんは、胃が小さくならないように水を大量に飲んでいるのだとか。
ダイエットや健康のために水をたくさん飲むように心がけるといっても、一日2Lくらいが適量でしょう(この一日2Lには、お茶やジュースなどは含まれません)。
水をたくさん飲むと、水そのものの重さの分、体重が増えるため、太ったと誤解する人もいるようです。
これはサウナに入って汗をかいたら痩せたけど、お風呂上りにお水を飲んだら体重が戻ってしまったというのと同じ理屈ですよね。
体内の水分量の増減でしかなく、脂肪の量には変化がないのですから意味のないことです。
ちょっとでも体重を減らしたいからといって、飲む水の量まで減らしてしまうと、脱水症状になります。
水分不足で濃くなった血液のせいで、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす危険性もあるため、水はしっかりと飲むようにしてください。
食事制限を行っているのなら、食事から摂る水分量も減ってしまうはずです。
意識して水を多めに飲むようにしましょう。