夜型は太りやすい
夜型の生活を送っている人は、朝方の生活を送っている人に比べると太りやすいと言われています。
それはなぜでしょうか。
人間は、寝ている間に落ち着いた体の状態を作る副交感神経が働きます。
基礎代謝も体温も下がり、寝る状態にしていきます。
そして、朝になって活発な動作の源になる交感神経にバトンタッチされ、基礎代謝も体温も上昇して、体を起きている状態にしていきます。
このように、交感神経から副交感神経へのバトンタッチは、生活リズムがきちんとしている人は上手くいきますが、夜更かしなどして生活が乱れていると、上手くいきません。
このバトンタッチは、体内時計によって行われます。
この体内時計は、「光」によって変わると言われているのです。
つまり、朝起きた時に太陽光を浴びることにより、副交感神経から交感神経へのバトンタッチができると言うことです。
生活リズムが乱れてきていると感じた人は、朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びると、元に戻ってくるでしょう。
夜型の人の中には、太陽の光を浴びずに1日を終える方もいると思います。
その場合、体は交感神経が活発に働くことなく、また副交感神経へバトンタッチしてしまうのです。
基礎代謝が上がらないままの状態なので、食物から摂取した脂肪などが燃焼しないで、そのまま体内に蓄積されて太っていってしまいます。
夜型の人は、その生活リズムが変えられないなら、せめて意識的に運動するように心がけるといいかもしれません。
親が太っていると太る
親が太っていると、その子供も太っているのでしょうか?
それは、遺伝だからでしょうか?
必ずしも、そうではないと思います。
たしかに、街中を歩いていると、親が太っている家族はたいてい子供も太っていますよね。
親が細いのに子供は太っているという家族はあまり見かけません。
それはどうしてでしょうか?
それは、子供が親の生活態度を見て、それを真似しているからだといえます。
親の生活習慣が太りやすいものだと、身近にいる子供もその影響を受けてしまうのです。
例えば、太っている人のほとんどは、お腹が空いたらすぐに何かを食べられるようにお菓子などを常備している、眠くなったら好きな時間に寝てしまう、自分の好きな食べ物ばかりを料理して食べるといった太りやすい生活習慣を持っています。
そんな親と一緒に生活しているのですから、子供にとってもそれが当たり前の習慣になってしまうでしょう。
こうなると、子供の肥満の主な原因は父親よりも母親にあるかもしれません。
食事の面では、母親が管理している場合が多いので、母親の影響が大きいと思われます。
しかし、自分が太っていることを親が太っているせいにして、自堕落な生活をしていたのでは、痩せるものも痩せられません。
まずは自分の生活習慣を見直していくべきだと思います。
親が太っているのに、その子供は太っていないという家族なら見たことありませんか?
その子供は、きっと自己管理がしっかりしているはずです。
親の生活習慣は良くないと子供ながらにして思っているのかもしれません。
自分の子供を太らせたくない、もしくは太っていることを親のせいにしている自分がいたなら、思い切って自分の生活態度を改めてみましょう。
チョコを食べても太らない
チョコを食べても太らないと聞くと、女性は喜びますね。
甘いものっていつでも食べたくなります。
だからと言って、欲望を満たすまで食べていいわけではありません。
「チョコを食べても太らない」と言うのは、1日に決まった量を食べていけば太らないということであり、何の食べ物であっても、食べ過ぎたら太ってしまいます。
チョコレートは1日に50g以下であれば、食べても太らないと言われています。
カロリーで言うと300kcal以内です。
チョコレートの脂肪は、オリーブオイルにも含まれているオレイン酸や、ステアリン酸が主なものですので、とても良質なものだと言えます。
しかしながら、どんなチョコレートでもいいわけではありません。
とても安いチョコレートは、加工された植物性脂肪を使用しており、カカオバターを使ったチョコレートに比べると品質も良くありませんので、お勧めできません。
お勧めできるのは、カカオ含有量70%以上のチョコです。
カカオ含有量100%のチョコもありますが、これは苦いものです。
苦いので、たくさん食べることができないと言う点では、体にも良く健康的なチョコと言えます。
「チョコを食べても太らない」と言われるチョコは、カカオバターを多く含む品質の良いものです。
そのチョコを食べる前に小分けにして食べる量を決めておき、香りと舌触りをゆっくり味わいながら、楽しんで食べましょう。